有限会社 吉村設備工業
平成10年の設立以来、マンションやオフィスビル、商業施設などの空調・給湯と言った配管工事を主に営んでまいりました。近年では、戸建住宅などの住宅設備や太陽光発電システムにも力を注いでおります。大手ゼネコン系の品質管理が厳しい物件が多い事もあり、施工品質には自信があります。これまで経験してきた「品質第一」を一般のご家庭にもご提供し、お客様に満足していただける施工品質をこれからもご提供していきます。
有限会社 吉村設備工業
代表取締役 吉村 剛 氏
リーマンショックにより大型施設の建設が延期・中止になり配管工事業では成り立たない時期がありました。そのころ、太陽光事業が注目を集めていたこともあり、会社の立て直しも視野にBtoBからBtoCへ展開するためリフォーム業へ進出しました。それがある程度成果が見えてきたところで、今後の会社のビジョンを考えるようになりましたが、どう考えていけば良いのか分からず色々なセミナーに参加しながら勉強していました。
そんな時、あるセミナーでブラザシップさんの話を聞く機会がありました。他のセミナーと違うなと感じたのは、‘理念’ にフォーカスしてどうなりたいのかを明確にしながら、長期・中期・短期計画に落とし込んでいくことでしょうか。ここならもしかしてという期待感があり、無料経営相談をお願いしました。
自分の将来を考えた時、現状を正しく理解しなければいけないとよく聞きます。勝野さんからは、「現状は財務(決算書)を分析することで分かります」と教えてもらったのが印象に残っています。無料経営相談では、2時間ほどヒアリングをしていただいたと思いますが、勝野さんは聞き上手なので大切にしている思いであったり、どんな会社にしたいのかであったり、色々と楽しくお話しできました。その後、しっかりとした提案書をいただき、あの短い時間でここまで理解できるのかとびっくりしました。特に財務数値の分析では、会社の考えで数字にはこのように反映されます、と教えてもらい目からうろこでした。
勝野さんと出会って大きく変わったことは、配管工事に対する考え方です。当初は、リーマンショックで職人が値切り交渉にさらされ、立場が下で苦しんだこともあり、配管工事はやりたくないと思っていました。しかし、勝野さんから、配管工事は財務面から考えると採算性は高く、健全な財務体質であるためには避けてはいけないことを数値で説明していただいたことや、職人技術は廃れることはなくもっともっと立場を上げることができるので頑張りませんかと励まされたことで、配管工事に対する熱意を取り戻すことができました。勝野さんは、言葉は少ないですが、いつも親身に考えていただけるので感謝しています。
その後、経営支援に加えて、税務顧問もお願いすることになり、月次の内容がより深く理解できるようになったことも大きな効果を感じました。
経営計画をもっとブラッシュアップし、理念を社員に浸透させて強い会社にしていきたいと思っていますので、引き続き支援をお願いします。個人で意識した組織から脱却して、職人の地位向上を目指した会社にしていきたいです。
「人に寄り添うこと」を大切にしている勝野さんが、今後もそのスタンスを変えずに続けていってほしいと思っています。