人気記事ランキング
-
経営ノウハウ
2021.06.15
中小企業の経営会議のあるべき姿
-
経営ノウハウ
2022.12.28
売上1億円を超えた社長が陥りがちな失敗事例とその対策
-
クラウド会計
2021.05.24
中小企業のDX化と会計事務所の役割
クラウド会計
2023.01.27
1,280 views
※この記事は約6分で読めます。
こんにちは!freee導入実績100件以上、freee認定5つ星アドバイザーの税理士法人ブラザシップです。
本連載では、私たちのfreee導入支援のノウハウを公開していきます!
今回のテーマは「freee導入に向く会社、向かない会社」です。
目次
私たちブラザシップでは、業種業界を問わず、「全ての中小・ベンチャー企業がfreeeを活用できる」という考え方で導入支援を進めています。
しかしながら、100件以上の導入支援をする中で、同じ業種業界であっても、「freee導入に向く会社、向かない会社」があることも分かってきました。今回の経営コラムではそんな私たちの気づきを公開していきます。
まずはfreee導入に向いている会社を紹介します。
freeeの導入に向いているのは、1~3のように「明確な導入目的がある会社」や、4のように「人の異動があった会社」です。1つずつ解説します。
freeeの佐々木社長はgoogle出身で、ユーザー(中小企業)が使いやすい設計にこだわっています。そのため、freeeには借方貸方や仕訳、振替伝票などの専門用語が一切使われず、直感的でわかりやすい操作を実現しています。その結果、経営に強い人材を採用できない中小企業でも、自社で経理ができるようになるのです。
他のクラウド会計の場合は、「まずは簿記を勉強してもらう」ことになります。簿記3級の勉強時間は100時間とも言われます。製造業や建設業の場合は簿記3級でも足りません。簿記の知識が全く無くても入力できるのはfreeeだけです。
また、そもそも「なぜ、自社で経理を行いたいのか?」と言えば、「数字を早く見られるようにしたい」という理由のはずです。その点、freeeは「数字が早く締まる」かつ「豊富な経営レポートが見られる」という強みもあります。(詳細は後述)
私たちブラザシップでも、「はじめて自社で経理を行う会社」には100%freeeをご提案しています。freeeを選ばない理由はないと考えているからです。
freeeは他のクラウド会計と比べても、圧倒的に月次が早いです。
最近のクラウド会計では、「銀行やクレジットカード、POSレジとの連携」は当たり前になり、「仕訳を推測する機能」も広まりつつあります。
freeeが凄いのはその先、「周辺業務との連携」です。
MFなど他のクラウド会計では、請求書発行・入金管理・経費精算などは別サービスで、データを連携するには、細かな設定や画面の切り替え等の手間があります。
freee会計は請求書発行・入金管理・支払管理・経費精算などが一体化した全く新しいサービスです。そのため、「請求書を発行すれば自動で売上が立つ」、「経費精算を承認すれば自動で経費が計上される」など、他のクラウド会計とは比較にならないほど効率的です。
これらの特徴により、「月次を早く締めたい会社」にはfreeeが向いています。
「経営を見える化したい会社」にもfreeeが向いています。
これは、実際のイメージを見ていただくのが早いですね。
従来の会計ソフトや他のクラウド会計でも、「補助科目」や「部門」を用いた分析は可能でした。これに対して、freeeでは、1つの取引に「取引先」「品目」「部門」「プロジェクト」「案件名」…などの多様なタグを付与し、さらに多くの情報を持たせることができます。
このように多くの情報を持たせた結果、上記画像のとおり、試算表の画面をプルダウンすることで、1つの科目について様々な切り口から内訳を確認することができます。もちろん、売上高以外の科目についても同様に内訳を確認できます。
さらには、様々な切り口を組み合わせたクロス集計や案件別の分析も可能です。
MFクラウドなど他のクラウド会計の場合は、ここまでの分析機能はないため、他の経営管理ソフトを併用するか、Excel等で管理するしかありません。別管理を行うと、「試算表との数値が一致しない」という別の課題が発生することもあります。
このように「会計ソフト上で、豊富な経営分析、経営レポートが見られる」という特徴により、freeeは「経営を見える化したい会社」に向いていると言えます。
最近のアトツギの方は、大きな会社で勤めてから家業に戻る方も増えています。
家業に戻ると、”紙ベースのアナログ経営”に衝撃を受け、危機感を覚える方も多いようです。インボイスや電子帳簿保存法改正への対応が進んでいないことに焦る方もいらっしゃるかも知れません。
さらに、先代社長(特に創業社長)は”経営の肌感覚”が非常に強く、細かな経営管理をしなくても、例えどんぶり勘定でも、事業が回っていくという実態があります。
しかしながら、アトツギの皆さまが先代のような”経営の肌感覚”をすぐに身に付けるのは至難の業。変化の時代に、感覚が身に付くのを待つのも難しく、「自社の経営を数字で理解したい」「数字に基づいた経営がしたい」と考える方も多いです。
freee会計は、”改善”ではなく”改革”ができるクラウド会計だと言われています。
経理回りの抜本的な改革を行うことができ、さらに、先述のとおり、「数字に基づく経営」をするための機能も豊富です。インボイスや電子帳簿保存法対応にも取り組みやすいサービスです。これら全てを一貫して行うことができるのはfreeeならでは。よって、アトツギの皆さまにもfreeeが向いています。
freee導入に向く会社は以下の4つでした。皆さまの会社にも当てはまったでしょうか。
「freee導入に向かない会社」は次回のコラムでご紹介いたします。お楽しみに!
なお、コラム更新情報や、freee導入のポイント等については、Twitterでも発信しています。ぜひフォローしていただけると嬉しいです。(本コラム執筆者:渡邉のアカウントはこちら)
それでは、今月も、最後までお読みいただきありがとうございました!
執筆:税理士ブラザシップ 渡邉美沙子
監修:税理士法人ブラザシップ 公認会計士・税理士 松原 潤
▼freeeに関するその他のコラム一覧はこちら
https://www.brothership.co.jp/freee/column/
▼freee導入に関するご相談はこちら
(ご相談無料・税理士変更不要・セカンドオピニオンOKです)